2023年度|障害年金不支給ランキング
今日のトピック
障害年金を初めて申請する人が、どのくらい受給できるのかを、データをもとにご紹介します!
結論
支給率をグラフにしました!
高ければ高いほど支給率が高く受給しやすいと言うことです!
グレーが基礎年金、青が厚生年金を表しています!すべてのカテゴリーで青色の厚生年金が高い数値となっています!厚生年金には3級があるため、受給しやすいと言われており、データもその通りとなっています!
障害基礎年金×3分類
- 精神障害+知的障害
- 内部障害
- 外部障害
まずは1番大雑把なカテゴリー分類で比較してみましょう!
支給 | 不支給 |
---|---|
93.6% | 6.4% |
60,544人 | 4,132人 |
支給 | 不支給 |
---|---|
85.1% | 14.9% |
11,116人 | 1,942人 |
支給 | 不支給 |
---|---|
67.8% | 32.2% |
4,196人 | 1,993人 |
不支給率の高い順、つまり障害年金を貰いにくい順にすると、以下のようになります!
- 1位:内部障害
- 2位:外部障害
- 3位:精神障害・知的障害
次に、内部障害と外部障害を細かく分けて見てみましょう!
障害基礎年金×8分類
- 精神障害+知的障害
- 内部障害
- 呼吸器疾患
- 循環気疾患
- 腎疾患・肝疾患・糖尿病
- 血液・造血器・その他
- 外部障害
- 眼
- 聴覚等
- 肢体
支給 | 不支給 |
---|---|
93.6% | 6.4% |
60,544人 | 4,132人 |
精神障害は「うつ病・統合失調症・てんかん」の方などが対象となります。イメージ的には貰いにくそうにも思えますが、数値上は実は支給率が安定して高いです!
精神障害と知的障害とは、別々のデータが見たいところですが、同じカテゴリーになっているため、ブラックボックスです。。。
支給 | 不支給 |
---|---|
93.6% | 6.4% |
1,707人 | 110人 |
視力・視野に関するカテゴリーです!小数点以下の差で7位です!
眼は視力のようにわかりやすい指標があるため、不支給となるケースは少ないようです!
支給 | 不支給 |
---|---|
91.4% | 8.6% |
1,279人 | 120人 |
聴覚等とは「聴覚・鼻腔機能・平衡機能・そしゃく・嚥下機能・音声又は言語機能」をトータルしたカテゴリーです!
顔の中で、眼以外の場所の障害と考えるとわかりやすいかもしれません!
支給 | 不支給 |
---|---|
88.5% | 11.5% |
2,805人 | 365人 |
3つの名称が1つになっているカテゴリーですが、代表的なものは「透析患者さん」です!
透析になると、通常は障害年金が確定するので、支給率も高いです。内部障害は全体的に貰いにくカテゴリーなのですが、ここは例外的です!
支給 | 不支給 |
---|---|
82.8% | 17.2% |
8,240人 | 1,712人 |
肢体不自由はざっくり言うと手足が不自由な人たちのカテゴリーです!車いす生活の方がイメージしやすいかと思います!
人数的にも精神障害・知的障害に次いで2番目に多く、日常でもよくお見かけするのですが、支給率の数字はあまりよくありません。。。
支給 | 不支給 |
---|---|
52.4% | 47.6% |
901人 | 817人 |
白血病・再生不良性貧血・エイズの方などが対象となるカテゴリーです!支給率がギリギリ50%超えとなり、ハードルの高いカテゴリーとなります。。。
支給 | 不支給 |
---|---|
42.3% | 57.7% |
141人 | 192人 |
肺結核・じん肺・呼吸不全の方が対象となるカテゴリーです!
支給率が半分を切っており、なかなか受給しにくいカテゴリーです。。。
支給 | 不支給 |
---|---|
36.1% | 63.9% |
349人 | 619人 |
主に心臓に関係する病気に関するカテゴリーです!
例年、非常に支給率が低いのが特徴です。。。
カテゴリー | 不支給率 | 人数 |
---|---|---|
精神障害・知的障害 | 6.4% | 4,132 |
眼 | 6.4% | 110 |
聴覚等 | 8.6% | 120 |
腎疾患・肝疾患・糖尿病 | 11.5% | 365 |
肢体 | 17.2% | 1,712 |
血液・造血器・その他 | 47.6% | 817 |
呼吸器疾患 | 57.7% | 192 |
循環器疾患 | 63.9% | 619 |
障害厚生年金×3分類
- 精神障害+知的障害
- 内部障害
- 外部障害
まずは1番大雑把なカテゴリー分類で比較してみましょう!
支給 | 不支給 |
---|---|
96.7% | 3.3% |
14,426人 | 490人 |
支給 | 不支給 |
---|---|
95.6% | 4.4% |
21,376人 | 986人 |
支給 | 不支給 |
---|---|
90.7% | 9.3% |
10,971人 | 1,120人 |
不支給率の高い順、つまり障害年金を貰いにくい順にすると、以下のようになります!
- 1位:内部障害
- 2位:精神障害・知的障害
- 3位:外部障害
次に、内部障害と外部障害を細かく分けて見てみましょう!
障害厚生年金×8分類
- 精神障害+知的障害
- 内部障害
- 呼吸器疾患
- 循環気疾患
- 腎疾患・肝疾患・糖尿病
- 血液・造血器・その他
- 外部障害
- 眼
- 聴覚等
- 肢体
支給 | 不支給 |
---|---|
98% | 2.0% |
1,482人 | 30人 |
不支給はわずは2%です!順調に申請まで行けた人であれば一安心できる数値ですね!
支給 | 不支給 |
---|---|
96.8% | 3.2% |
1,345人 | 45人 |
眼に続いて聴覚等も安定した支給率です!
支給 | 不支給 |
---|---|
96.5% | 3.5% |
11,599人 | 415人 |
眼・聴覚等と続き外部障害3つが上位3つを占めました!つまり、障害厚生年金については、外部障害で不支給となることはかなり稀です!
支給 | 不支給 |
---|---|
95.6% | 4.4% |
21,376人 | 986人 |
障害基礎年金では最も支給率の高かった精神障害・知的障害がここでランクインです!
支給 | 不支給 |
---|---|
94.7% | 5.3% |
3,167人 | 176人 |
障害基礎年金では支給率わずか36.1%で最下位でしたが、障害厚生年金では高い支給率です!
支給 | 不支給 |
---|---|
94.6% | 5.4% |
3,167人 | 234人 |
残すカテゴリーは3つですが、この段階でも支給率は約95%と高いです!障害厚生年金の方が明らかに支給率が高い(不支給となる割合が低い)ことがわかります!
支給 | 不支給 |
---|---|
84.2% | 15.8% |
3,231人 | 608人 |
第3位までは95%近くありましたが、ここでグッと数値が悪化しています。。。
支給 | 不支給 |
---|---|
82.6% | 17.4% |
483人 | 102人 |
障害厚生年金における不支給率のワーストは呼吸器疾患です。。。
基礎年金と厚生年金をまとめると以下のようなグラフになります!